2017-02-24 - ひとこと

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姫野カオルコの「昭和の犬」を読んだ。イクという少女の半生にわたる小説。様々な犬がバイプレイヤーとして登場。ワンちゃんの心像や交流がイキイキとしている。そういえば僕の生活にも犬や猫が結構いたっけ。
 特に「ポチ」は気位が高く18年にわたって我が家に君臨。子ども達におポチ(様)と呼ばせた。
 玉屋デパートで1万円(もっと安かったかも)で購入。柴とテリアのミックス。体格は柴、尻尾も格好よく丸まって、足はテリアのように逞しく太い。顔はというと、耳は柴らしくピンと立ち、口・鼻・目はテリアでショボショボだった。
 ある夏休み、家族で長期旅行することになり、ポチを実家に預けた。置いてけぼりにされた腹イセか出奔した。 それまでも雷が鳴ると家を飛び出し1~2日不在のことがあったので、帰ってくるとタカをくくっていたが・・・。
 1ヶ月位経て、家族でタクシーに乗って外出。家から5分くらいの県道で子どもが「あっ、おポチ」と声をあげた。 ストップしてもらって、子どもの視線先を見ると、小さな鉄工場の門口にポチが胸を反ってお座りをし、道路を悠然と眺めている。 かたわらに赤いリボンを付けた白いマルチーズがチョコンと寄り添っている。
 車から降り、「ポチ」と呼んで近づいて行った。ポチは僕を認めるやカクンと頭を垂れ「見つかってしもた」と体裁が悪いという風情。 両前足の下に手を入れて抱えたが、全く抵抗もせず、お定まりの別離の悲劇もなかった。
 帰宅後は何もなかったかのように振る舞った。彼女はいたけど居候の身では彼の気位からして辛かったのかも知れない。
 なお、面倒をみて頂いた先にはそれなりのお礼はさせて頂きました。


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