2016-02-17 - ひとこと

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 国選弁護人となっている被告人Aさんから面会の要請があったので、収監場所の小倉北署に赴いた。
 面会申込書を書いて提出すると、係が「Aさんはインフルエンザにかかって独居にいます」と言うので、「重篤な状態で会えないということか?」と聞き返すと、「イヤ、先生が移されるかも知れないので、念のために聞くことになっています」との返事。
 「僕は予防接種をしているのでOKです」と応えると、「宜しければマスクを貸しましょうか?」と親切な申出。「貸す」ということに若干の違和感を感じたものの、折角の厚意を無にするわけにもいかないと考え「お願いします」と言ってしもた。
 差し出されたのは、何枚も箱に詰まった使い捨てらしいペラペラのマスク。日頃、マスクを使わないので断定はできない。1枚引っ張り出して装着。
 確かにAさんは、顔・真っ赤、目・ウルウルだった。簡にして要を得た面会を終わり、「さて、借りたものは返すべきか」と考えつつ、「マスクは僕の方で処分していいですか?」と言ってみると、弾んだように「お願いします」と言葉がかえった。
 そうだろう。バイキン一杯のマスクを返してもらってもねぇ。

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