2015-05-27 - ひとこと

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 政府は5年に一度死刑制度に関する世論調査を行っています。前回調査では「場合によっては死刑もやむを得ない」(85.6%)ということから、死刑存置派は8割と公表されていた。
 今年1月に公表された調査結果によると、「もし、仮釈放のない終身刑が新たに導入されるならば、死刑を廃止する方がよいと思いますか?」という質問が加えられたところ、「廃止する方がよい」(37.7%)、「廃止しない方がよい」(51.5%)という結果になった。
 更に、将来にわたって死刑存置という人は全体の46.1%、そうでない人は42.2%となり、差は4%です。
 知っていましたか。日本では平安朝時代なんと350年間にわたって死刑が執行されていないことを。
 仏教の不殺生の思想の影響でしょうか。仏教には「悪人正機」(悪人こそが救われる)、「業縁」(時として縁に寄れば人間は何をするか分からない)という人間観があり、刑事法研究者にして宗教者の平川教授によれば「死刑制度は(仏教思想と違って自己の)善人意識から成り立っており、自分は悪いことはしないということが前提になっていて、差別意識が死刑制度を支えている」とのこと。
 世界の過半数の国が、死刑制度を廃止したり停止しています。生命を等しく大切に思うなら、死刑廃止へと歩を進めましょう。

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