■2012-05-23

2012-05-30 - ひとこと


3月28日付
および4月11日付
「事務所からひとこと」で触れたT弁護士事件その後の一つを報告しましょう。

 拘置所側の弁護士接見(面会)室での対応です。

接見室は、個々の接見室と控えの応接セットに分かれています。
そこに鍵付きロッカー設置。

 看守の職員さんがドアの覗き窓から応接セットに座っている弁護士に
「1号室に入って下さい」と声をかけ、僕らは指示された個室に入っていきます。

 その際、「弁護士さん、携帯をロッカーに入れて下さい」と言われ、
イヤラしいことに覗き窓からジッと最後まで観察するのです。

 非常に不愉快です。「イヤだ」と拒否してやろうかと思いますが、
あとのトラブルや被告人への迷惑を考えると踏み込めません。

 T弁護士事件は、国家賠償に基づく裁判を準備中ですので、
携帯の接見室持ち込みもそこで裁判所の判断を受けることになるでしょう。

■2012-05-17

2012-05-23 - ひとこと

 久し振りに、メーデーに参加しました。

小倉城天守閣横広場で開かれた第83回北九州統一メーデー(労連系)です。


86団体、867人の参加。
 
「統一」の名のとおり、かつては連合系と一緒にしていましたが、
何時の頃か、連合系は連休初日に実行日を移してしまいました。
 

もともとは、アメリカの労働組合が8時間労働制を要求して
1886年5月1日にストライキを行ったのが起源です。
 日本の第1回メーデーは、1920年「8時間労働制の実施」
「失業の防止」「最低賃金法の制定」を訴えて
1万人の労働者が上野公園に集いました。
 
スローガンをみると、悲しいかな現在でも通用するものですね。
 

今回のスローガンは、「賃上げと安定した雇用の確保」
「ディーセントワークなど安心社会の実現」「被災者本位の震災復興」
「原発ゼロ社会の実現」「消費税増税反対、
TPP参加反対」
「憲法改悪反対、米軍基地の撤去」「核兵器の全面禁止」など
テンコ盛りでしたが、
切実な問題ばかりです。

■2012-05-10

2012-05-17 - ひとこと

 4月13日は、石川啄木の没後100年の日でした。
 従来、啄木は、貧困と病、望郷というやや寒い印象で受け取られていました。
 しかし、死の2年前に起きた「大逆事件」(1910年)に直面した時、彼は権力への憎悪をたぎらし
「我々は一斉に起(た)ってまずこの時代閉塞の現状に宣戦しなければならぬ」と熱き志を吐露しました。
 そして、26歳で早世。
 今、啄木の国際性、エコロジー、教育、ジャーナリストの側面に光が向けられています
(池田功「啄木 新しき明日の考察」新日本出版社)。
 エッ!僕の26歳?
結婚して弁護士になった年。
較べないでヨ。

■2012-05-02

2012-05-10 - ひとこと


 小沢一郎氏の無罪判決について、朝日新聞のコラムは「勝者なき無罪判決」(4月27日)と呼んでいます。

 ムムとうなってしまいました。
 確かに判決の事実認定は限りなく限りなく「クロ」に近い。
それなのに何故無罪なのかというのが市民の感覚でしょう。

 僕の理解するところでは、刑事司法におけるデュープロセス (適正手続)の理念が発動されたと思います。
 憲法31条に定められていますが、真実の追究は適正手続によって実現されなければならないという
米国由来の法理です。適正手続に違反すれば証拠が排除されたり、 訴訟追行そのものが拒否されるのです。

 小沢裁判では、検察の捏造した捜査報告書等が強く糺弾されているのがその証(あかし)です。
 その結果、有罪にたどりつくわけにはいかなかったのです。


■2012-04-25

2012-05-07 - ひとこと


3月29日、日本航空の首になった76名のパイロットが
整理解雇無効を訴えていた裁判で敗訴。翌30日は72名のスチュワーデスさんも。

2010年1月、破産同然で会社更生手続を開始した日航は、
驚異的な「V字回復」を遂げ、翌11年2月、稲森会長は記者会見で「解雇は必要なかった」と言い、
証人としても法廷で同趣旨のことを証言したのに。

整理解雇有効の4条件の1つは、解雇の「必要性」でした。

会社更生は、裁判所の監督下に実行される。大量解雇を含む更生計画は裁判所が認めたもの。
無効を宣言することは、裁判所が自己の非を認めること。
判決は、それを避ける自己防衛本能のあらわれと読みました。


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